| 2007.6.29 スプーンについて考える ルアーフィッシングを始めてからどれだけスプーンをキャストしただろうか、、、湖でのフィッシングには欠かせない存在である。 理由は、探れるレンジの深さと飛距離にある。 最近湖では日々、夏に向け水温が上昇し、トラウトのいるレンジが深場になりミノーで探るのは困難になる、ディープダイバーのミノーでもその深度に及ばない。もちろんミノーのシンキングも試みるが沈む速度が遅くキャスティングの回数に影響してくる。 特にそのような水温が上昇してきているレイクフィッシングはスプーンの効果が抜群である。 具体的にそのレンジは8mから10mほどになる。太陽光あって初めて光り輝くスプーンなので水深が深くなればなるほど太陽光が届かない。 そこで重要になってくるのは、スプーンのカラー選択である。この場合、光が弱い水深ですのでペイントなしの銀・金のスプーンではなく、片面はカラーペイントしてあるスプーンを使用する。カラーはグレー・蛍光ピンク・イエロー等。 キャスティングしフリーフォールで狙ったレンジまで沈めゆっくりリトリーブする。深度が深いほどライン浮力が影響しリトリーブを早くしてしまうとラインの浮力で浮いているラインの軌道を追いかけるようにスプーンも浮いてしまいスプーンを沈めた意味がなくなってしまう。 そのような時はスプーンのウエイトを上げる方法もある。リトリーブしたスプーンが目の前まで来たときにトラウトが追ってきているのにアタックしてこない時などは、特にアクション・速度に変化をつけるとヒットすることが多い。 水深のレンジが8mほどになるとそこですでに遠投した方が有利になり、なるべくトラウトに気づかれない範囲を遠投によって探れる、飛距離の面でもスプーンは有利な点がある。水温の上昇してきているレイクフィッシングでスプーンに頼りきりの今日この頃である。 |
| 2007.08.02 なぜルアーは釣れるのか? 最近釣具店でルアーを見ていると実に様々な種類があり、見ているだけでかなり楽しめてついつい勢いで購入する。 帰りの車中で俺がこのルアーに釣られてしまったのだと考えてしまう(-д-) いつもトラウトたちが捕食しているものを考えてみた、昆虫・小魚、、、、、、あとはなんだ?ぐらいである、キラキラなスプーンやミノーは釣れる、確かにベイトであるワカサギなどの魚体は多少キラめいてはいるのだが、しかし、ルアーのように光りまくっているものが捕食対象にはあまり無いのではないだろうか、ここで重要なのは攻撃性や好奇心という点も無視できないと考える、その日その場のフィールドからなるトラウトのストレスや縄張り意識で攻撃性を誘発する、魚類にとっての攻撃は口を使う方法で攻撃するのがほとんどであり。結果、口にフッキングする、もちろん口でくわえ込んでいるので、おいしそうに見えたからパックっとしたんだと思いがちになる。つまり捕食も攻撃も口でするということだ、もちろん空腹から、動くものは全部捕食対象に見える場合も多いのは事実である。それにしても魚のデザインをしてアイ(目)までリアルにしっかり付いてるスプーンはどうも無駄に思える。スプーンの泳ぎが好きでそのメーカーのものを購入したら魚のデザインになっている場合も多いが、、、なぜ無駄なのか、それはスプーンの泳ぎが頭に焼き付いている方ならご理解できるのではないだろうか? 表と裏があれだけ早くユラユラすると模様なんて判別できるレベルではない。 |
| アクションについて トラウトがスプーンを発見したときにすぐにバイトする場合はよいが、スレていたり活性が低い場合、魚がスプーンの後ろを追っているときにヒットさせられるかも釣果の差であると考える。魚がルアーの後ろを追って観察する時間だが、今までの経験では追ってきている距離は予想以上に長いように思う、スローリトリーブでのモーションはスプーンの裏側しか見えていない、それが左右にユラユラ・キラキラしているのでそれを一定の距離を保ちながら見ているトラウトにもう一段階次のアクション、つまり噛み付くという行動を起こさせるものは何か、 なんとなく最近思うのは、スプーンが放つ光のリズムを変えたり、ヒラウチを入れた時にヒットすることが多い、そこで重要なのはどうやってその変化のアクションをつけるかだが、スプーンの場合、ロッドを使ってのトゥイッチングまではアクションが大きくなりすぎで、私の考える変化はリールの巻き速度を変化させるときに起こる変化ほどの神経質なものであるということ、 スプーンの場合だが、ロッドを使ったような大きなアクションは水の濁りが強い時などトラウトにとって時には急に追っていたものが目の前から消えるくらい大きな動きとなってしまう事もあるかもしれない。 これについてはまだはっきりとしたことはわからないが、遅いリトリーブにヒットが多いということ、ある一定の速度でリトリーブするとスプーンの裏側が水面側に(上)になり左右の揺れで一定のリズムが生まれる。それよりも遅く引くと回転しながら左右に沈みながら泳ぐ、この2つのどちらが良いのかは場合によって異なるがスローなスプーンの泳ぎには何かヒットする要因が隠されているのは今までの経験でも確かなものである。そしてよくあるのが、スローリトリーブからリールの巻き速度を速めたときにヒットが多い、これは巻き速度を速めたときに起こるイレギュラーな動きに反応すると考える。 リトリーブしていてどの時点でヒットするのか?いままでの経験では湖の場合は割と岸付近である、岸付近の急深の駆け上がりで底から出てきてバイトする場面を目前で見ることもありリトリーブは最後まで気が抜けない。 |
| ラインの浮力 ラインの浮力の条件がそこに加われば水中でスプーンはどのような状態になっているのか? これを考えたとき、20mキャスティングしたときに水面に付近に浮いているラインの割合は約40%の8mくらい、沈めたスプーンの先のラインは水上に向かってカーブを描き斜めになっていると考えられるので早くリトリーブすればラインのカーブの軌道により同じ深度を泳げないことになり水面に向かって浮上してしまう。それではそうならないためにスローで引くとある程度一定の水深を泳がすことができるが、トラウトからみえるスプーンは斜め上に頭を上げながらヒラヒラしたものとなる。フッキングを考えると水面に平行に泳ぐスプーンが理想と考えるがそううまくはいかない。そこで最初フリーフォールで沈め、途中からはカーブフォールを利用しテンションをもたせてラインをできるだけ沈める配慮をする。 ラインの浮力は想像以上に影響があり、配慮したとしても限界がある、その時はラインの浮力で上がってしまった分ゆっくり沈めてまたルアーを引きジグザグになるように希望の水深を探る方法をとる。 湖のトラウトは水温が上昇すると水深約10mほどの層にいる、この層にルアーを流すのはかなり困難なのである、よってボートでのトローリングなどはラインに鉛の入ったレットコアラインなどを使いルアーを沈める。 ライン ナイロンラインやフロロカーボン・PEとタイプは様々であるが、自分の基本は貴重なヒットのチャンスを逃さない道具選びなのである。よってショックリーダーの連結部分が切れる可能性があるのであればルアーまで直結びを優先に最良の方法を考える。 主にナイロンラインとPEを使用しているのだが特性の違う2種類のラインの使い分けは私の場合季節の活性の違いによって使い分けしている。小さなサイズの釣行では気分的に使い分けるぐらいで良いのだが大物のサイズ狙いはラインのチョイスを間違えると即バラシに繋がる。確実に取れるアイテムを選ぶようにしているのはランディングまで持ち込めた成功体験の数が1本でも多いほどその後のフィッシングに深く関わると考えるからである。 ナイロンラインの特性 良く伸びるラインなのでヒット後のショックを吸収してくれる、難点はフッキングが甘くなったりミノーのトゥイッチングが鈍くなる。 ラインに絡み癖が付きやすいのでナイロンの場合自分は約3〜4回の釣行しか使用しないか、釣行が終わる毎に15mずつカットしてしまい残りラインが70m以下になったら新しいラインと取り替える。 ちなみに良く好んで使用するラインはFAMELの super soft 10lb PEライン ほとんど伸びることは無いのでヒットした感覚が敏感に感じることができる。また、飛距離が良くトゥイッチングアクションを入れやすくなる。ヒット後のショックはダイレクトに伝わるのでロッドの性能とドラグの使い方に注意が必要。 使用しているラインはberklyのファイヤーライン スモーク 1.5号・2号(FIRE LINEはPEラインの1.8倍の強度を持つ) この2種類の使い分けは活性によって使い分ける。そしてランディングまで持ち込むにはラインとロッドの性能を持ち合わせた共同作業である。 活性の高い時はこちらから合わせなくともしっかりルアーをくわえ込むのでフッキングについては巻き合わせでも十分なほどなので取り込みまでのショック吸収をラインに託すナイロンラインにする。何故ならその場合のロッドはウルトラライトの使用をしなくても良いのでよりルアーを遠投できる。小さな川ではロッドを気にしなくても良いのだが自分の好む釣り方がレイクや大きめの川を好むためである。 また、活性の低い時には食いも渋いのでより敏感にアタリがわかり合わせによってしっかりとフッキングさせるにはPEラインの使用は重要になる。しかしこの場合ラインでのショック吸収がほぼ無いためロッドをUL(ウルトラライト)を使用する。 |
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カラーについて |
| フックについて シングルフック キャストの回数が多いほどチャンスを逃したくないもの、、、よほど不安な時はシングルフックを向かい合わせにダブルで付ける。 ←シングルフックダブル付けシングルフックの利点 1、魚へのダメージが少ない。 2、ヒットし、ロッド合わせした時にシングルの方が刺さりが良い。 (トリプルフックだと針が3本のため圧力が3本に分散され刺さりが甘くなる。) 3、根掛かりしずらい。 シングルフックでのバラシを防ぐ方法としてライン付きのシングルフックが良い、フッキングしてから魚は必死に頭部を左右に振る、その時にルアーとフックの間がラインだとショックを吸収できるためバラシが少なくなる。しかしそのラインがあまり長いとうまくフッキングしないので誤ってラインの長いトローリング用のシングルフックを通常のキャストフィッシングに使用しないようにする。 ライン付きのシングルフック(オレンジ色の部分がライン) ライン無しシングルフックフックは研ぐようにする、川のボトムを引いているといつもフックが岩を引っ掛けるのでフックの刺さりが弱くなる。指で針先に触れ、針が皮膚に絡まるように刺さる感覚までよく研ぐ、そうすることによってフッキング率が格段に上がる。 ※以上シングルフックについての利点等について自分なりに説明したのだが、これはシングルフックを推奨するようなものではないのでご理解ください。自分は実際トリプルフックもよく使用している。キャッチアンドリリース率は99%位か・・・理由は簡単、淡水の魚は海の魚の味に勝てないからあえて食べるまでもないからである。それでもフィッシングが楽しいと思えば思うほど資源が絶えないことを祈る。 |
| 風について 今までの経験では風は釣果の見方である。日の出は無風が多い太陽が地面を暖め、その熱が上空に登ると周りの空気も吸い上げられる、その空気の動きが風となる。岸に向かって吹いた場合波が岸付近の水中の土や砂を舞い上げ濁りができる。澄んだ水中でベイトを追うよりも濁りの中のベイトの方が捕食し易いため大型の鱒たちが岸際に捕食のため集まる光景を見ている。 また、岸でなくとも波がある方がヒットが多い、一説によると魚は自分の身を守るために上方向は良く見えるらしく、カラフトマスやサケも川へ遡上を開始するタイミングは雨が降ったり天候が荒れているときが多く、自分が水上から見えずらい状態に動き回る習性があるらしい、 参考のためにフライフィッシングの文献でも読んだのだが、水上の波のある部分と無い部分の境に餌を探す行動があり、実際境でのヒットは自分も経験している。それとインレット付近で川の水が濁っている場合に澄んだ水と濁りの境でのヒットは多い。 フィッシングをはじめたばかりの頃70から80センチほどの魚体が小さいベイトを追い回している光景を見たことがある。 ベイトは必死に逃げるのだが身の危険を感じると水上に尾びれだけ付けて魚体をほとんど水上に上げながら泳ぐ姿を見たり、岸際になると逃げ回るベイトが大量に沖に飛んできたりと大変な光景でしばらくボーッと見ていた覚えがある。すぐに我に返りミノーを引くとすぐにヒットしたのだがヒットしたサクラマスの口に飲み込みきれていないベイトがまだ入っていたのには驚いた!! |
| サーモクライン 湖でのフィッシングで神経質になるのはトラウトの泳層(タナ)である。自分がスプーンの戦略を大切にする のは湖での釣行を好むからである。 トラウトのいる層はディープダイバーですらまったく無意味な深度の話になるのである。 今まで湖でのフィッシングで自分なりに感じたことや勉強したこと挙げると以下のようなことである。 1、水が一番重くなる温度は摂氏4度である。トラウトのタナは最深度約30メートルまでの範囲がある 2、水底ではサーモクラインという水温の違う湖水の層ができサーモクライン以下の層は酸素濃度が 低下する、3ppm以下になるとトラウトは酸欠状態になる死の領域となる。 3、トラウトが好む水温は摂氏8度〜10度である。 4、スプリングターンオーバーとフォールターンオーバーの期間は酸素濃度が水面から湖底まで一定に なり湖底のゴミが舞い上がり水が濁る。この時期タナは崩壊されトラウトのいる層はバラつく 5、サーモクラインの層が岸際とが合わさる部分にトラウトは集まる。 これはカナダのSimcoe湖という湖の、レイクトラウトの分布と、温度と酸素濃度の関係を調べたものです。 理論的に理解するためのひとつの例として参考にしてください。北海道の湖にすべて当てはまるものかは 不明です。 図(1) ![]() 灰色の四角の点はサーモクラインです。表層が16度〜18度の時トラウトの 適水温8度〜10度の層は20m以下です。 図(2) ![]() 図(1)のトラウトの適水温のみ抜粋し実際のトラウト捕獲できたレンジをピンクで表示しています。 6月や11月の適水温が表層から30m下まで一定なのは先の説明であったスプリングターンオーバーと フォールターンオーバーです。 図(3)水深と酸素量の関係 ![]() 図(4) ![]() 図(4)では適水温を好むレンジに居たいのだがEのように9月から10月の水深30m付近は酸素量が 3ppm以下に減るため水温の高いレンジに上がらざるをえなくなるようだ。 Aについてはご覧の通り適水温が無い時期で冬期間体力の消耗を防ぐために湖底付近で静かにして いるトラウトの残りが5月に入ってもまだいると推測されるらしい。帯が重なっているので 早々に20mや5m層まで上がっているトラウトもいる。 図(5) ![]() ○がブラウントラウトの分布図 緑の部分がサーモクライン、紫がサーモクライン以下、黄色がサーモクラインよりも上の浅い部分 横軸は距離が長くなれば沖、短くなれば岸際である。 このデータからやはりサーモクライン付近と岸際から沖に15m範囲が多く特に2mから6m近くにトラウトはいる。 |